柏が、高橋真一郎ヘッドコーチ(51)に来季の監督就任を要請したことが5日、分かった。石崎信弘監督(50)を今季限りで解任。東京V高木琢也コーチ(41)とOBの洪明甫(ホン・ミョンボ=39)氏、高橋氏らを次期監督候補としてリストアップし、調査と交渉を続けてきた。

 当初は世代交代を目指していた。しかし、本命と見られていた高木氏は、東京Vが入れ替え戦に出場した場合に交渉が遅れることがネックとなった。洪氏とは年俸などで折り合いが付かず、この日までに交渉打ち切りを伝えた。柏幹部は「監督候補はそれぞれ長所があるが、来季の補強などを考慮し、人選にあまり時間をかけたくなかった」と説明。6日の神戸戦後から、契約期間や年俸などの条件を詰める作業に入る。早ければ9日にも高橋新監督が誕生する見込みだ。