大分DF深谷友基(26)の来季前半戦出場が、絶望となった。12日、大分市内の病院で、先月23日のリーグ鹿島戦(九石ドーム)のロスタイムに痛めた左ひざの再検査を受診。MRI(磁気共鳴画像装置)検査で懸念された前十字靱帯(じんたい)損傷が確認され、年内に手術を受けることが決まった。復帰までに少なくとも半年以上かかるという。

 今季開幕から鹿島戦までリーグ戦32試合に先発出場していた右DFのレギュラーを来季は開幕戦から欠くことになった。再検査の結果はやはり深刻なもので、今年2月上旬に負傷したMF家長と同じ重傷だった。全治6カ月と診断され手術を受けた家長がベンチメンバー復帰を果たしたのが、7カ月半後の9月末。年内に手術を受ける深谷の復帰は来年夏ごろまでもつれ込む公算だ。

 リーグ残り2試合を残して戦線離脱した後、深谷は「しっかり治して戻ってきたい。できれば、家長や(高橋)大輔と同じように、東京でリハビリをしたい」と、気持ちの切り替えを図っていた。深谷の長期離脱でクラブも、DF獲得を今オフの補強ポイントの最優先にする方針となった。