<プレシーズンマッチ:C大阪1-0G大阪>◇22日◇長居

 J2C大阪の日本代表MF香川真司(19)が、日本代表岡田武史監督(52)の前で、アピール弾を決めた。22日、長居で行われたG大阪とのプレシーズンマッチで、ゴールを決めて1-0勝利の立役者に。前半7分、こぼれ球を胸トラップし、アジア王者G大阪をあざ笑うかのように、右足でゴールへ流し込んだ。

 前日21日は、鹿島の新人FW大迫が岡田監督の「御前試合」でゴールを決めた。この日も10代の若武者が躍動。香川本人は「まだまだミスが多い。自分のプレーに納得していない」と謙虚に話したが、帰り際の岡田監督は「(香川と乾の)両方ともよかった。元気そうだった」とご満悦だ。

 この試合は、昨季限りで引退した元日本代表の森島寛晃氏(36)の引退試合も兼ねており、「責任を感じながらプレーした。ゴールを決めることができたのは素直にうれしい」。C大阪の背番号8と「ミスターセレッソ」の称号を継承した形となった。