サッカー協会の審判委員会は09年のJリーグのアクチュアリング・タイム(実際にプレーしている時間)の促進を目指す。プロ野球では今季から投手の15秒ルールを導入し、試合のテンポアップに取り組んでいるが、サッカー界もプレーの連続性により、試合の質の向上、マナー改善を目指す。23日に会見した松崎委員長は、同タイムの08年の実績がJ1=54・2分、J2=52分だったことを明かし「スペインは60分。世界のトップに合わせたい」とし欧州選手権を制した強豪国を目標に掲げた。具体的には、必要以上の給水タイムの削減、スムーズなスローイングなど改善策を示し、加えて07年のJ1・88回から08年同97回と、増加傾向にある遅延行為の撲滅を強調した。