不振にあえぐJ1清水のFWフローデ・ヨンセン(35)が、29日のナビスコ杯初戦の京都戦(アウスタ)で待望の移籍後初ゴールをたたき込む!

 「4戦(ヨンセン)不発」はない。28日、セットプレーなど軽めの調整を終えたヨンセンは「もちろん、ゴールを狙っていくよ」と、待望の移籍後初ゴールを宣言した。名古屋でプレーした過去3年は、毎年2けた得点で、Jリーグ公式戦で4戦連続不発は1度もない。長谷川監督も「そろそろ(点を)取って欲しい」と、爆発を待望した。

 ノルウェー代表の経験もある筋金入りのストライカーだが、今季は開幕から3戦不発。清水に新加入後の対外試合で最後に得点を挙げたのは、鹿児島キャンプ中での2月11日の鹿屋体大戦(2得点)が最後と、スランプに陥っている。「大きな責任を感じている」。ヨンセンの調子に左右されるかのように、チームはリーグ17位と開幕ダッシュに出遅れた。

 それでも今年で35歳を迎えたベテランは冷静だった。「得点を取れていないからといってストレスはない。チームとして雰囲気を変えていくためにも、京都に勝つことが大事になる」。昨季の京都戦では2戦2発と、不振を打破するためには絶好の対戦になる。ヨンセンがホーム・アウスタで、あいさつ代わりの1発をたたき込み、大爆発の起爆剤にする。【為田聡史】