<J1:G大阪2-2広島>◇第4節◇4日◇万博

 G大阪が“微妙”判定に救われた。ホームの広島戦で1-2で迎えた後半2分。MFルーカスがペナルティーエリア内で足を滑らせ転倒したように見えたが、広島のMF青山がチェックにきたためか、PKを与えられた。これをMF遠藤が決め、磐田FW中山のJ現役通算最多に並ぶPK20得点を達成。そのまま引き分け、勝ち点1を手にした。

 前節京都戦(3月22日)は、逆に微妙な判定でPKを献上し今季初黒星を喫したが真逆の結果になった。京都戦後の会見で審判への不満をぶちまけ、Jリーグから注意を受けた西野監督も「そのコメントに関しては、慎重にしないと」。遠藤は「(PKは)いや、冷静に決めただけです」と淡々。この幸運を今後の再チャージにつなげていく。【益子浩一】