J1磐田のFWイ・グノ(24)が「鄭大世警報」を発令した。次節(16日)は北朝鮮代表FW鄭がいる川崎F戦。同じアタッカータイプの点取り屋とは、先月にW杯アジア最終予選で対戦しており、14日の練習後「何回も対戦しているから、すごさは十分に分かっている。パワーはあるしヘディングも強い。ストロングポイントはたくさんある」と警戒心をあらわにした。

 現在得点ランクでは鄭の5点(8位)に対し、6点(6位)で同郷の先輩を抑え1歩リード。普段から連絡を取り合う仲で、前節大宮戦(9日)後のオフ中、川崎Fに在籍していたGK吉原を介し、3人で食事をしたほど。「相手に知り合いがいればうれしい。それが同郷となればもっとうれしい」。この日、韓国の地元新聞では「日本で『イ・グノ韓流フィーバー』が巻き起こっている」と報じられた。同郷対決で、さらなるフィーバーが巻き起こる。【栗田成芳】