J1磐田のDF大井健太郎(25)が、20日のナビスコ杯大宮戦で今季公式戦初先発を果たす。前節川崎F戦(16日)で内転筋を負傷したDF茶野に代わり、18日の練習では主力組でDF那須とコンビを形成。大井は「センターバックの控えだと、出番はなかなかない。でも、2人(茶野、那須)がずっと出ていたし、そろそろ来るかなと思っていた。準備したい」と、声を弾ませた。

 公式戦の先発は、昨年11月の天皇杯G大阪戦以来だ。柳下監督は「公式戦で使ってみたかった。川崎F戦の2失点目も(大井)健太郎なら、スッとカバーに入って防いでいたと思う」と評価は高い。この日の練習中、指揮官と守備での動き方を入念に確認。大井は「『点を取られる時は声がない』と那須さんも(GK川口)能活さんも言っていた。しっかり声を出したい」と気持ちを高ぶらせていた。【栗田成芳】