<ナビスコ杯:神戸1-0山形>◇13日◇予選リーグB組◇ホムスタ

 J1山形が神戸に敗れ、決勝トーナメント進出はならなかった。勝てば東京、柏の結果次第で予選突破の可能性があったが、0-0の後半ロスタイムに失点。通算2勝1分け3敗で、予選グループ5位で終わった。小林伸二監督(48)は、20日に再開するリーグ戦へ、気持ちの切り替えを選手に説いた。

 必死に耐えていた最終ラインが、力尽きた。後半ロスタイム。神戸FW我那覇にペナルティーエリア内の右、角度のないところから決勝弾を打たれた。東京、柏がともに勝ち予選敗退が決まったものの、勝ってリーグ戦へ勢いをつける-。そんな願いはかなわず、心身の疲労から選手は、ひざに手をついた。

 「選手は毎試合、目いっぱいやってる。リーグまで1週間しかないけど、切り替える」と小林監督。MF宮沢が「結果が出なくてもマイナスのイメージを持ってはダメ」といえば、DF石川も「練習で積み重ねるしかない」とチームを鼓舞する。数こそ少ないが、チームの成長を信じるサポーターが、この日もアウェーで声をからした。