浦和DF田中マルクス闘莉王(28)が「帰ってきた因縁男」をぶっつぶす。25日、さいたま市内で27日神戸戦(駒場)へ向けて非公開で練習。J復帰2戦目となる神戸FW大久保との対戦へ、イメージを膨らませた。日本代表では同僚で、ピッチを離れれば気の合う親友だが「しっかりつぶさないとね。余計なこと(得点やアシストなど)をさせないように。楽しみです」と闘志を燃やした。

 神戸とは昨季、ナビスコ杯を含む計4度の対戦で1分け3敗。10月18日のリーグ戦第29節(埼玉)では、後半37分に大久保のパスからレアンドロに決勝点を奪われ、優勝戦線から脱落した。当時、サポーターのブーイングを浴びて号泣した闘莉王は「(大久保は)責任感のある男だし、いいところに顔を出してくる」と特長を踏まえつつ「僕らも勝たないといけない」。因縁の相手からリーグ戦5試合ぶりの白星を挙げ、前節で3位に後退した浦和を再浮上させるつもりだ。