負傷離脱中のJ2仙台DF朴柱成(25)が、手倉森誠監督(41)から“最後通告”を突きつけられた。左足付け根を痛めて6月13日の福岡戦、同21日の東京V戦と連続欠場。いずれもメンバーを固める試合前日の段階になって痛みを訴えるという背信行為に、指揮官は怒りを隠せなかった。

 手倉森監督

 (次回に)復帰した時、同じことを繰り返したら次はない。きのう朴に、はっきり伝えた。けがした本人も、再発させた我々スタッフもプロとして資質が問われる。今は治療に専念していいけど、戻ったら離脱は許されない。ラストチャンスです。

 指揮官の愛のむちを、朴は「自分もそう思います。試合前日に外れて監督の気分がいいわけがない」と神妙に受け止めた。5日のC大阪戦は欠場するが「自分が出場して唯一負けた(22日の)湘南戦には必ず。戻った後は全試合に出る」と約束。あとは自覚が求められる。【木下淳】