浦和から期限付き移籍したJ1山形MF赤星貴文(23)が2日、チームに合流した。別メニューでペース走をこなしたあと、体調に問題がないため、いきなりサブ組で紅白戦に出場。ボランチとして、球足の速いパスを供給していた。「名前や個人の特徴を早くつかんで、期待に応えたい」と明るい表情だった。

 「移動や急な荷造りとかバーッとやってきたので、疲れてます」という言葉とは裏腹に、居残りFKでキックの感触を確かめるほど精力的だった。DF石川やMF宮沢、古橋ら「FKセブン」と10分以上蹴り込んだ。小林監督は「水戸でも(FKを)蹴ってたから」と素質を認め「FKエイト」の誕生を期待した。4日の浦和戦は欠場する。「外から、山形がどんな感じか見るチャンス」と、研究するつもりだ。【山崎安昭】