日本サッカー協会の審判委員会が24日、審判へのペナルティーの基準をつくり、明文化することを決めた。22日の柏-横浜戦(国立)で、横浜MF山瀬が2枚目の警告を受けた場面で、松崎康弘審判委員長(55)は、主審を務めた高山啓義氏(35)に確認した上で、誤審を認めた。同委員長によると「高山君は『山瀬のプレーはシミュレーションじゃなかった。試合後に間違いだったと気づいた。ペナルティーラインが近かったし、先入観がありました』と言っていた」という。

 審判委員会は、同主審に対し、Jリーグ第24節とナビスコ杯準決勝の2試合を割り当てないことを決めた。選手なら2試合出場停止に相当するもので、同主審は最短で9月12日の第25節で復帰できる。過去に誤審による割り当てなし処分はあったが、発表した例は少ない。今後、ルールづくりに着手、今季中には完成予定だ。