首位奪回を目指すJ2仙台の先発FWが、4シーズンぶりに「ブラジル人2トップ」になるプランが浮上した。最近2戦先発のFWマルセロ・ソアレス(27)が好調で、右大腿(だいたい)筋を痛めていたFWサーレス(23)も16日の練習から完全復帰。さらに、前節先発のFW平瀬が右太もも痛で別調整したため、この日はソアレスとサーレスの連係が試された。

 実現すれば05年のバロンとシュウェンクの2トップ以来。手倉森監督は「ブラジル人同士、ワンツーとか息が合っていた」と評価した。さらに「06年は(ボルジェス、ロペス、チアゴ・ネーヴィスの)助っ人3トップが活躍した。ソアレスとサーレスも、昇格争いのクライマックスに向けて残り12試合、仕事してもらわないと」と期待した。

 2人も意欲的だ。ソアレスが「サーレスはオレの“弟”。言葉も通じてやりやすいし、2人で組めれば最高だね」と言えば、サーレスも「名前が似ているから相手が戸惑うはず」と笑顔を見せた。7季ぶりのJ1復帰へ―。ソアレスとサーレスが補強費に見合う活躍をすれば、その功績はプライスレスだ。【木下淳】