札幌石崎監督が初の“続投”意志表示
コンサドーレ札幌の石崎信弘監督(51)が、来季続投に前向きな姿勢をみせた。20日、クラブからの続投要請を受けた場合について「断る理由はない」と発言した。これまで来季の去就については明言を避けていたが、初めて自らの考えを示した。来季のJ1昇格消滅が決まり、クラブは29日にも正式に続投要請を出す方針でいる。諸条件での折り合いさえつけば、来季も石崎体制で戦うことが、現実味を帯びてきた。
石崎監督が来季続投に向け、初めて前向きな意思表示をした。札幌での来季の指揮に関して「オファーはまだ来ていないし、わしは何とも言えないし分からない」としながらも、クラブから要請があった場合について問われると「断る理由はない」と明言した。これまで去就に関して、明確な発言を避けてきた指揮官だが、諸条件さえ整えばオファーを受け入れる姿勢を明かした。
クラブは今季就任時から、石崎監督には時間をかけてのチーム育成を期待してきた。今季の昇格の可能性は消滅したものの、矢萩竹美社長(60)は「チーム力はついている。継続して指揮を執ってもらうことがいいと考えている」と続投路線を固めている。29日の取締役会に諮った上で、正式オファーを出す方針だ。
同監督は過去に指揮を執った山形、大分、川崎F、柏と、すべて複数年かけチーム強化に尽力してきた。育成過程を重視する地道な人柄が評価されており、単年采配とは無縁だった。今季も昇格戦線から離脱したが、J1に定着するチーム作りへ、日ごろから「戦い方は変えない。継続していくことが大事」と時間をかけた指導の重要性を強調している。
クラブは来季オファーに際し、今季同様、複数年かけて指導してほしい考えでいる。ただ石崎監督自身は、退路を断っての1年勝負にこだわっている。その希望を尊重し、来季も単年度契約を提示する方向。クラブが求め、指揮官も前向きな意思を示しただけに、来季も指揮を執る可能性は高いといえる。
[2009年10月21日10時50分 紙面から]
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