鹿島DF内田篤人(21)がW杯仕様のミドル弾で浦和を粉砕する。5日、茨城県鹿嶋市内での練習後「DFではあるけど、ミドルシュートを打つ意識は大事」と意欲的に話した。

 2月14日の東アジア選手権韓国戦、同27日のゼロックス杯G大阪戦でともに相手のミドルシュートが味方に当たって方向が変わり、失点を喫した。「シュートを打てばDFに当たって、ということもある」と話す。もちろん、守備が最優先ではあるが、二つの失点が意識改革につながった。W杯の全得点に対するミドル弾の割合は98年フランス大会で11・7%、02年日韓大会で15・5%、06年ドイツ大会は17・7%と上昇中。W杯につながる中距離砲で開幕を飾る。【菅家大輔】