<J1:神戸1-1横浜>◇第4節◇27日◇ホームズ

 左ひざ痛を抱えながら強行出場を続ける神戸FW大久保嘉人(27)が、横浜MF中村俊輔(31)から「休め指令」を受けた。ホーム横浜戦の試合前通路。中村俊から「どう?」と足の状態を問われると、大久保は「(左足で)蹴れないっす」と返答。すると日本の司令塔から「何で(試合)やるんだよ!

 休めよ」としかられた。大久保対俊輔は、この日が初対決。敵として戦うのが嫌なのではなく、W杯を見据えた俊輔なりの気遣いだった。

 東アジア選手権・韓国戦(2月14日)で負傷した左ひざ靱帯(じんたい)は、まだ完治していない。痛み止め注射を打ちながらフル出場したものの前半28、31、後半16分と決定機を外した。29日には4月7日セルビア戦(長居)の日本代表が発表される。大久保は「無理はしたくない。100%じゃないから」と話した。視察した岡田監督も「万全じゃないと呼ばない。だいぶ良くなってきたみたいだけど、ドクターに確認して決める」と慎重だった。