猛暑に負けないように、飯を食え!

 山形小林伸二監督(49)が21日、体力消耗の激しい夏の戦いに備え、食事の重要性を説いた。24日のアウェーC大阪戦だけでなく、今後は高温多湿の環境も敵になると予測。「試合の日になって準備するんじゃなくて、普段から水分(摂取)とか食事を気にしないと」と説明し、イレブンの意識をさらに高める構えだ。

 パフォーマンスの低下を避けるため、ゲーム中のこまめな水分摂取-、という意識は既にチームに浸透している。食事について意識を高めさせようと考えた理由がある。この日の午前トレは気温30度を超え「笛を吹いたり(戦術)説明するだけで“クラッ”ときた」(同監督)から。1回の練習でイレブンは、体重が約2キロ減る。その回復と体調維持のため要求したポイントは2つ。

 (1)練習前に水500ミリリットル

 練習合間の給水だけでは不足分を、あらかじめ体内に蓄える。

 (2)食事回数の増加

 疲労の影響で1回の食事量の減少分を「1日4、5回の食事にして細かく食べる」(同監督)。

 「オレは野菜ジュースにパン、でいいけど選手はダメ」と話す現場トップの指示で、夏を乗り切れるか注目だ。【山崎安昭】