浦和が1日、「タイトル奪取」と「来季アジアチャンピオンズリーグ(ACL)出場権獲得」の2大目標を再確認し、シーズン後半戦での巻き返しへ決起した。大宮との「さいたまダービー」での完封負けから一夜明けたこの日、橋本光夫社長(61)がさいたま市内のクラブハウスを訪れ、フィンケ監督、柱谷GMと3者会談を実施。今季開幕前に掲げた2大目標達成への奮起とクラブとしてのサポートを誓い合った。

 会談後には今季開幕後初めて、橋本社長が全選手とスタッフが集うミーティングに出席。3者会談の内容を報告し「ブーイングを歓声に変えるには、気持ちの入ったプレーで結果を出すしかない。目標に向かって一丸となって頑張ろう」と激励した。8日の神戸戦(ホームズ)、14日名古屋戦(豊田ス)とアウェーでの連戦を控えているだけに、同社長は「最低でもリーグ3位。ナビスコ杯は敗退したが、天皇杯もある。仕切り直しです」と言葉に力を込めた。