山形小林伸二監督(49)が5日、クラブの“特命PR部長”を買って出た。猛暑を避けるために、午後3時半からの練習終了後、この日から山形市で始まった「花笠まつり」に参加。チームカラーの青い花笠を巧みに操り、日ごろ鍛えた下半身のキレを、踊りでアピール。昨年覚えた作法を、この日までに復習し「オレは踊るよ」と宣言していた同監督。注目を浴びることで、ホームゲーム観戦者数アップを狙った。

 「祭り」と聞けば血が騒ぐ同監督が、今回のパレードに、より熱を込めた理由がある。7日ホーム磐田戦の前売り券が8000枚超で、スタンドの半分以上が空席の可能性もあるためだ。夏休み中の子どもたちに夢を与えるため調整しているが「残念だね」と同監督。現場トップのハイテンションPRと、クラブが沿道の観客に配った告知チラシで、スタジアムが青に染まるか、注目だ。【山崎安昭】