<高校総体:サッカー>◇6日◇うるま市具志川多種目球技場◇準決勝
日本代表FW岡崎慎司(24=清水)の母校・滝川二(兵庫)が、西武台(埼玉)に4-0と圧勝し、初の決勝進出を決めた。“岡崎2世”のFW樋口寛規(3年)がハットトリックの大活躍で、先輩岡崎も絶賛した。
先輩岡崎ばりの勝負強さだった。後半16分、すでに2ゴールの樋口は、相手DFのクリアミスを見逃さなかった。ゴール前のこぼれ球を強引に奪い、得意の右足でシュートを決めハットトリックを達成。ゴールの瞬間、ベンチめがけて猛ダッシュし、控え選手と抱き合った。「点を取るのがフォワード。岡崎先輩のように泥臭くいくのは大事だと思う」と振り返り、初の決勝進出に「歴史を塗り替えるなら、優勝の方がいい」と声をはずませた。
岡崎の高校時代、コーチだった栫(かこい)裕保監督は「樋口はゴールへの執念は、岡崎と同じくらいある。ともに得点感覚が優れているが、樋口は岡崎よりキック力がある」と評価した。試合後には岡崎と電話で言葉をかわし、「(岡崎も)すごいですねと言っていました」。樋口は3回戦まで無得点だったが、栫監督の「もっと足もとで、しっかりボールをコントロールしろ」というアドバイスで目が覚めた。先制点、2点目はバランス良くトラップして、落ち着いて決めたもの。準々決勝に続く2戦連発と本領を発揮した。
小学時代に岡崎と同じ宝塚JFCに所属し、岡崎と同じ4月16日が誕生日。練習のし過ぎで内転筋を痛めたこともあるほど、サッカーに取り組む姿勢も似ている。7日の決勝で対戦する市船橋(千葉)のFW和泉の6得点を2点差で追う。「個人としては、得点王を狙いたい」とエース対決に自信を見せた。【菊川光一】



