戦列を離れていたモンテディオの得点王(6点)が、22日のホーム神戸戦に出場志願した。山形FW田代有三(28)が20日、全体練習に合流した。7月24日のC大阪戦で、右ふくらはぎを打撲。軽度の故障と思われたが、その後の調整中に内出血し、長期療養を余儀なくされた。日に焼けていた顔も、約1カ月間の室内調整で美白に。だが「もう大丈夫です」と語気を強める目には、闘志が宿っていた。

 高酸素治療カプセルを使うなど治療に専念し、足の筋力は一時ガタ落ちした。だが、痛みが消えた後のリハビリに熱心に取り組んだエースは「筋力が戻ったし、試合に出られます」と、アピールする。小林監督は、チームが3連勝という好調もあって「走った時の脈拍が安定していない」と、復帰を急がせない考え。それでも4連勝達成に貢献したい田代は「試合で思い切りやりたい」と、鼻息が荒かった。【山崎安昭】