川崎FのFW矢島卓郎(26)が28日、左太もも裏肉離れでの離脱から約5カ月半ぶりにチームに完全合流した。川崎市内の麻生グラウンドでの練習で、セットプレーの確認などすべてのメニューをこなした。シュートだけでなく、ターンやダッシュなど下半身に負担のかかる動きにも「痛みはまったくないし、手応えはつかんだ」と自信の表情。「あとはコンディションを戻して1日でも早く試合に出たい。来月の横浜戦(11日・等々力)くらい」と目標を定めた。首位を勝ち点9差で追うチームはW杯後、FW鄭の移籍やレナチーニョの無断帰国などもあり決定力不足に悩んでいる。終盤の優勝争いに向け、度重なる再発に苦しんできた得点源が帰ってきた。