山形小林伸二監督(50)が10日、12日に行われるホーム名古屋戦の「先発メンバー再考」を口にした。通常なら試合2日前の紅白戦は人選が済み短時間で終えるが、この日は攻撃面がぎこちなく、長時間に及んだ。「思い描いていたように、スムーズにいかなかった。相手のVTRを見ながら、もう1回考える」と思案投げ首の体。

 これまでの1ボランチを、2ボランチにした。狙い通り守備は強化されたが、攻撃のリズムが乏しい。同監督は「ボールが前に行かない」と首をひねるばかり。左ひざ負傷で離脱中のMF秋葉に代わり、MF下村ら複数の選手を試したが、合格点を与えなかった。同監督は「本当に悩む…」と言い残し、スタメン選びのためクラブハウスへ直行した。【山崎安昭】