コンサドーレ札幌FW近藤祐介(25)が、右ひざ外側半月板損傷のため手術を受ける可能性が出てきたことが28日、分かった。前節富山戦の翌25日の練習中に負傷し、27日に精密検査を受けていた。手術を受けた場合、全治3~4カ月を要するため、今季残り7試合の出場は絶望。回避した場合も状態悪化を防ぐため、出場は厳しくなった。

 またも離脱者が出た。この日、近藤は練習には参加せず早退。「打撲かと思っていたが、まだ痛みがひかない」と話した。今季は3月7日の開幕鳥栖戦に先発出場。同28日の岡山戦では今季ホーム1号を含め2得点を挙げ、6月5日草津戦でも1得点するなど、リーグ序盤は攻撃の軸として活躍していた。中断期間の6月に右足関節遊離体除去手術を受けたが、再開前に復帰。最近4試合は途中出場ながら、奮闘していた。

 これで10月に入り、右ひざ外側側副靱帯(じんたい)損傷のMF古田、右ひざ大腿(だいたい)骨骨挫傷の岡本に続き3人目の長期離脱者となった。股(こ)関節痛で7月下旬からリハビリを続けていたFWキリノも回復が思わしくなく、治療に専念するため27日にブラジルへ帰国したばかりだった。「どうなるか分からないが、しっかり治すしかない」と近藤。あとは残されたメンバーで戦い抜くしかない。