清水がGK西部洋平(29)との来季の契約を延長しないことが2日、明らかになった。西部は04年に鹿島から加入し、在籍7年間でリーグ184試合に出場。今季もけがで欠場した2試合以外のリーグ26試合でゴールマウスを守ってきた。今季で3年契約が切れることもあったが「ショックでしたし、残念という気持ちが強い」と、落胆の表情で話した。

 長谷川体制の終結にともない来季の新体制に向けた「大改造」が着々と進んでいる。MF伊東、DF市川、FWヨンセン、DF青山を含め主力級5選手が、この日までに来季の構想外となった。ここまで大胆な戦力整備に乗り出すのはJクラブでは異例だが、その半面で、クラブ側の「本気度」も表れているともいえる。来季に向けた補強として、東京V・MF高木俊の獲得に乗り出すなど、清水の動きから目が離せない状況が続く。