今は休んでいられない。コンサドーレ札幌U-18からトップ昇格が決まっているMF三上陽輔(18)が12日、額の負傷も顧みずに練習に参加した。7日の前節千葉戦で右額を切り、3針縫ったばかり。いまだ抜糸が済んでいないが、札幌・宮の沢で行われた紅白戦では、積極的にドリブルで仕掛け、14日の水戸戦先発をアピールした。

 青く腫れ上がった額が痛々しい。この日は土砂降りで、傷口に冷たい雨水が染みこんだが意に介さなかった。11日から練習に参加しているが「もう傷は大丈夫」と気丈に話した。

 千葉戦ではシュート2本を放つも、無得点のまま後半32分で途中交代した。石崎監督は「三上には前半からスイッチを入れられるようになれるか」と宿題も出した。今季のリーグ戦出場時間は5試合369分。残り5試合450分でプロへの進化を図っていく。