左ふくらはぎ筋膜炎で離脱していた磐田DF古賀正紘(32)が、24日の練習で復帰した。大久保グラウンドでの練習で、鹿島戦の先発を除いたメンバーとともに練習を行った。ミニゲームもこなし復調をアピール。ホーム最終戦となる名古屋戦(27日)に向けて、古賀は「試合は監督が決めることだが、僕としては準備したい」と、3試合ぶりの復帰に照準を合わせた。

 06年まで10シーズンでプレーした古巣戦にいい思い出はないという。柏に移籍した1年目の07年、1戦目を出場停止で欠場すると、2戦目は前半33分に1発レッドで退場処分となった。さらに2年目の3戦目は試合終了間際に警告2枚で再び退場。「気負ったつもりはないけど、結果的に気負っていたのかもしれない」と振り返った。それでもGK楢崎とは家族ぐるみの付き合いがあり「やれるチャンスがあれば、ぜひやりたい」と意欲を見せた。

 今季はあと2試合。「単なる2試合ではなく、来年以降に続ける試合にするためにも、連勝で終えた方が精神的に違ってくる」と決意を語った。【栗田成芳】