コンサドーレ札幌MF高木純平(28)が来季も札幌でプレーすることが濃厚になった。7日、クラブ側と来季に向けた話し合いを行った。現在、清水から期限付き移籍中だが、札幌側は来季の残留を要請。本人も札幌でのプレーを前向きにとらえており今後、条件面の詰めを行っていく。

 高木が11年札幌の核になる。この日は三上強化部長と面談を行い「もう1回ここでJ1に上がり清水を見返したいという気持ちを伝えました」と明かした。既に清水との交渉は順調に進んでおり、同部長も「悪くない方向で進んでいる」と話した。条件面の交渉はあるが、札幌でのプレー延長で方向性は固まった。

 今季は途中加入ながら攻撃の中心として活躍。来季は「ゴンさんのように先頭に出て行きたい。いままでは控えめだったが、これからはピッチ内外ともに行動で引っ張れるようにしたい」と宣言。昇格への原動力になるつもりだ。三上強化部長も「チームのベースと考えている」と11年石崎体制の心臓部として期待する。3日には麻乃夫人と結婚して男のけじめもつけた。「札幌には拾ってもらったと思っている。さらに成長してチームに貢献したい」と来季へ目を向けた。【永野高輔】