なでしこリーグの仙台レディースMF鮫島彩(25)が10日、ボールを使った練習を再開した。右膝を痛めていた鮫島は、3月24日の岡山湯郷との開幕戦こそフル出場したものの、ここ2戦は欠場していた。別メニュー調整は続いているが、8日からはランニングを開始。この日はスパイクを履いてダッシュも行った。最後はボールを使い、少しずつ距離を広げながらロングキックの感触も確認。全体練習への合流は近そうだ。

 次節千葉戦(13日)は土曜開催で敵地での戦いだけに欠場する可能性が高い。チームは鮫島が不在でも開幕から3戦負けなし。7日の伊賀戦では新加入のMF高良が先制点を決めるなど、選手層の厚さを見せた。鮫島が万全の状態で復帰したとき、勢いはさらに加速するはずだ。【鹿野雄太】