なでしこリーグ仙台レディースMF鮫島彩(26)、高良亮子(23)、DF長船加奈(23)が11日、ナイジェリアとの親善試合に臨むなでしこジャパンのメンバーに選出された。高良は長崎で行われる22日、鮫島と長船は千葉で行われる26日のチームに振り分けられた。

 右足のケガで長期離脱していた鮫島は3月のアルガルベ杯以来の代表復帰となる。8日の吉備国際大戦で復帰を果たしたが、この日は患部のリバウンドのため完全別メニュー調整。現状については「今の時点では難しい」とシビアに分析している。一方で「次回の合宿は若手だけと聞いているし、東アジア杯では戦術も少し変わっている。年内最後の機会だと思えば、代表に関わることが大事。キャンプまでにコンディションを上げていければ」と出場に強い意欲を示す。

 初選出の高良はサイドバックでの起用が予想される。吉備国際大戦を欠場する要因となった左太もものケガも回復に向かい「長所である攻撃力を出していきたい。行っただけで終わらないよう、吸収して帰ってきたい」と気合十分。2月の大分合宿から継続して呼ばれ続け、“常連組”となりつつある長船は「自分らしさを出していきたい」とアピールを誓った。