来季J3参入が決まっているJFL藤枝MYFCは28日、元日本代表DF斉藤俊秀兼任監督(40)が今季限りで現役引退することを発表した。また、クラブを退団することも決まり、今後は指導者として新たなスタートを切る。藤枝市内で記者会見を行い「この年齢までプレーできたのは多くの人の支えがあったから。40歳を1つの区切りとして、今後は指導者の道を歩んでいきたい」と語った。

 斉藤は96年に清水入りし、98年W杯フランス大会に出場。09年のクラブ創設から藤枝MYFCの選手兼監督として在籍した。クラブからは来季の監督要請を受けていたが、J3参入が決まった今月19日に退団することを決断。去就は未定だが「藤枝でいろんな経験をさせてもらった。さらに上のステージでやりたい気持ちがある。新たな1歩を踏み出してチャレンジをしていきたい」と意気込んだ。