「清水商トライアングル」が実現する!?

 清水がシーズン後初の2連休を終え31日、再始動した。午後3時から雨が降る中、約1時間半のメニューを消化。5対5のミニゲームで、攻撃陣の主力組にMF小林大悟(28)とMF小野伸二(31)のダブル司令塔で中盤を形成。守備陣の主力組ではDF平岡康裕(25)がボランチでプレーした。この布陣が次戦の先発メンバーとなれば「小野-小林-平岡」の清水商出身選手が中盤に並ぶことになる。

 小林は腰痛から復帰し、ここ2戦は途中出場でプレー時間はともに10分前後。それでもゴトビ監督は「大悟は毎日よくなっている。(磐田戦でも)ラスト10分で攻撃の可能性をつくってくれた。今週の体調次第では先発もあり得る」と、移籍後初先発の可能性も示唆。小林本人も「テンポはまだまだ。伸二さんがゴール前で描いていることを感じる必要がある。一緒にやれればおもしろい」と、先輩との共演を心待ちした。

 センターバックが本職の平岡は過去ボランチの経験はないが「試合に出たいですね。あの2人が前にいたら、ぼくはスペースを消して相手ボールをカットするだけ」と、先輩2人の後方支援を誓った。世代を超えた「清水商トリオ」をまとめる小野は「(連係を)合わせるのはこれからですけどね」と、うなずいた。【為田聡史】