清水DF太田宏介(24)が公式戦2戦ぶり出場へ気合を入れた。29日、次戦に向け最終調整を終えると「休養をプラスにしなければいけない。チームが勝てるように必死でプレーするだけです」と、りりしい顔つきで言った。

 27日のナビスコ杯甲府戦はベンチ入りメンバーを外れスタンドから戦況を見守った。アフシン・ゴトビ監督(47)は「19試合にフル出場してきた。疲れもあって、パフォーマンスも落ちてきたので休ませるには、いいタイミングだった」と説明。疲労回復の意味合いが強い欠場だったが、太田は「競争は常にある。ハングリーになる、いい機会だった」と、初心を再認識した。

 28日に発表された日本代表メンバーに選出され、モチベーションも高い。「(代表に)行くだけじゃだめ。しっかりとアピールして最後まで残りたい。でも、その前に、まずは広島戦。絶対に勝ちます」と、力強く宣言した。【為田聡史】