横浜の木村和司監督(53)が16日、首位奪回へMF中村俊輔(33)をトップ下で起用する方針を固めた。今季の中村は主に中盤の右サイドで攻撃を組み立ててきた。チームは一時首位に立ったものの、前節に今季初の連敗を喫し、現在は首位と勝ち点2差の4位。指揮官は「シュートに持っていく機会が少なくなった」と敗因を分析。再浮上のため中村のトップ下“着任”を決めた。日本代表でも主戦場はトップ下だった。木村監督は「俊輔にとって本来の位置。あとはどれだけ前を向いてプレーできるかだな」。中村も「決定的な仕事をしたい」と期待に応えるつもりだ。