G大阪のジョゼカルロス・セホーン新監督(61)が、スポンサーに「タイトル獲得」のマニフェストを掲げた。クラブは30日、大阪市内でオフィシャルパーティーを開催し、約400人の後援者が出席。マイクを持ったセホーン監督は「G大阪は潜在能力が高い選手がたくさんいる。一丸になれば間違いなくタイトルを取れるし、勝利を得ることができる」と宣言した。

 前日29日まで1週間、沖縄・石垣島で第1次合宿を行った。指導歴約30年のブラジル人新監督のもと、27日からは実戦形式の練習を実施。新任の呂比須ヘッドコーチこそ右膝を捻挫したが、大きなけが人もなく、日本代表DF今野ら新加入の選手もフィットしている。2月11日から11日間の宮崎・綾町での2次合宿を前に、早くも手ごたえを感じたようだ。

 昨季は最終節まで優勝を争いながら、3位に終わった。2季連続の無冠で、10年間指揮した西野朗前監督からバトンタッチした。

 金森喜久男社長は「世界で通用する戦略的、攻撃的なチームを作るためにセホーン監督にチームを託した」と期待を寄せる。気合十分のセホーンG大阪が、公約達成へ向けて熱く魅せていく。