順調なキャンプを送る磐田は12日、ジョギングなどのリカバリーメニューで調整した。練習後は鹿児島市の小中学生を対象にしたサッカー教室を開催。同時に行われたサイン会を含めると、約320人の市民らと交流を深めた。今季、神戸から加入し、2日に待望の長女が誕生したMF松岡亮輔(27)は「神戸時代はキャンプ中にこういうイベントをやることはなかった。自分の子どもができたことで、みんなすごくかわいく感じた」と笑顔だった。

 この日はキャンプの折り返し日で、午後は練習を行わず、今日13日は急きょ完全オフとなった。鹿児島入り後、2部練習を4日、練習試合を2試合行っており、疲労も蓄積されている。森下仁志監督(39)は「体もそうだが、頭の疲労感はあると思う。1日休んでまたしっかりやっていきたい」と、選手らに外出許可を出した。ハードトレーニングをこなしながら、着実にチーム作りを進めている。1日のリフレッシュ休暇を挟み、14日から総仕上げに入る。【神谷亮磨】