敵地G大阪戦で開幕を迎える神戸は雨の中、約1時間半の最終調整を行った。日本代表経験者5人を含む8人の補強に成功しがぜん注目度が上がった。

 クロアチア1部ハイデュク・スプリトから移籍の日本代表DF伊野波雅彦(26)は、センターバックで先発することが決定的だ。新天地での開幕にも「いつもと何ら変わりはない」と平常心を強調。それでも常勝軍団・G大阪に対し「厳しい戦いになると思う。我慢する時間が長くなる」と気を引き締めた。「結果を求められているし、何らかの変化をみんなが期待していると思う。(新加入の)僕たちもそのために来たと思っていますから」と話し、静かに闘志を燃やしていた。

 

 ◆神戸の補強

 G大阪からMF橋本英郎(32)DF高木和道(31)、鹿島からMF田代有三(29)MF野沢拓也(30)の元日本代表に加え、現代表のDF伊野波を加えた5人に、山形からGK植草裕樹(29)、早大のMF奥井諒(22)、韓国・慶熙大のDFイ・グァンソン(22)と計8人を獲得した。