仙台が“カメレオン布陣”で今年こそ壁を突破する。今日6日の相手は昨季13戦目でシーズン初黒星をつけられるなど、手倉森誠監督(44)就任以降1分け3敗の清水。ミニゲームで最終確認を終えた指揮官が、秘策の一端を披露した。「変幻自在だよ。3トップにも、4-2-3-1にも、3ボランチにもなる。相手のオーガナイズを崩すには、ウチも状況に応じて流動的にいかないと」。4-4-2ベースは変わらないが、柔軟なシステム変更とポジションチェンジで清水ディフェンスを崩しにかかる。

 キーマンは最も流動性が求められる3人。今季初先発が濃厚なMF梁、そして太田と関口の快足コンビだ。梁は主力組の右サイドに入り、全体メニュー終了後には故障後初のFK練習も敢行。「自分たちらしい、アグレッシブなサッカーができれば」と燃えている。太田は「梁さんからいいパスが来ると思うから準備したい」と大黒柱のスタメン復帰を歓迎。関口は「(梁とは)長い時間やってきた。ブロックを組む時は4-4-2、攻撃する時は枚数を増やしたりとポジションを固定せずにやりたい」と連係に自信を見せる。

 さらに手倉森監督は「今回は(スタメン)太田でいって、ヤナギ(柳沢)で決める。場合によっては3トップ、松下を入れて3ボランチにするかもしれない」と示唆。展開に応じて布陣変更を見据えた交代カードを切るプランだ。清水よ、覚悟しろ-。カメレオン仙台は、昨年までとはひと味違う。【亀山泰宏】