鹿島が不変のスタイルで、あと2点と迫っているアウェー通算500ゴールを狙う。明日12日に敵地で磐田と対戦。10日の茨城・鹿嶋市内での練習では、紅白戦が行われスコアレスドローに終わった前節鳥栖戦と同じ、4-4-2のダブルボランチの布陣で調整した。FW興梠慎三(25)は「磐田は積極的に攻めてくるから、スペースは生まれる。アウェーでも点は取れると思う」と自身のスタイルを貫く。

 チームはここまでアウェー5戦2発と不振が続く。さらに最近2試合は無得点。理由の1つは、セットプレーにある。今季10戦でCK、FK絡みの得点はゼロ。だからこそ、キッカーのMF遠藤は居残りで確認し「いい位置で蹴れれば直接狙えるし、何よりゴールが欲しい」と熱望する。Jで4クラブ目となる敵地500点を達成すれば、自然と上位進出も見えてくる。