札幌が5日、札幌・宮の沢で近大と練習試合を行い7-4で勝利した。7月14日の磐田戦以来22日ぶりの実戦復帰となったFW近藤祐介(27)が左MFで先発出場。前半14分に右足で強烈ミドル、同39分にはゴール前のこぼれ球を反転して左足で押し込むなど、2ゴール1アシストと復調をアピールした。

 得点力アップへのキーマンが戻ってきた。4日のC大阪戦は無得点で敗戦。近藤は左膝軟骨クリーニング手術から復帰直後とあり、当日は自宅でテレビ観戦した。ハモン加入で攻撃時間は増えたが今度は決定力不足を露呈。自身が融合した場合もイメージし「お互い決定機は3回ぐらいずつあった。決めるか決めないかの差。どんな形でも点をまず取ること」と分析した。

 石崎監督も「点を取る人がいれば」と課題を挙げた。11日の次節仙台戦(札幌ドーム)は、速さと強さを兼備する背番号32の存在が、勝利のカギとなりそうだ。