Jリーガーが雪かき手伝います!

 J2札幌の若手12選手が、30日に札幌市内の民家の雪かき作業をサポートすることが26日、決まった。クラブ初の試みで、3年目以下の若手に、雪かきを通して社会性を学ばせながら、ファンとの距離感を縮めるのが狙い。スパイクを長靴に履き替え、社会貢献に携わりながらチームアピールにもつなげていく。

 札幌若手選手の13年“初実戦”は雪の上で繰り広げられる。クラブ関係者は「いろいろな経験をさせることが大事。北海道でもマンション住まいの子供には縁が薄い作業。雪かきの大変さを感じながらファンとの距離も縮められたら」と話した。今回は3年目のFW三上以下、2年目FW榊、MF前ら12人の選手が札幌市内3軒の民家に分かれ、作業に臨む。

 札幌の観客の平均年齢は45・8歳(Jリーグ11年調査より)と、リーグ一高い。一家の親の世代が多く、市民生活に食い込むことはファン開拓の一策にもなる。スコップを手に地道に汗をかき輪を広げる。