関西弁習得でJ2開幕準備完了や!

 G大阪の長谷川健太監督(47)が20日、大阪府豊中市内で行われた「後援会ファンの集い」で覚えたての関西弁を披露し、集まった約450人のサポーターの心をつかんだ。

 静岡県生まれの長谷川監督は、関西以外の出身のFW佐藤、DF今野、岩下とともに「関西弁講座」のコーナーに登場。サポーターと2人1組になり、犬のチャウチャウをテーマに「あれ、チャウチャウちゃう?」などと、関西弁の掛け合いトークを披露。監督就任以来「実好コーチに仕込まれている」という関西弁のアクセントで会場を沸かせ、4人の中で一番の拍手をもらった。

 閉会後は「にわか関西弁だと引かれると思うので…」と控えめだったが、アドリブで笑いを取るDF加地、FW星原ら地元関西出身選手を見て「(過去6年間率いた)清水にはいない。やはりG大阪は(笑いも)レベルが高い」と、すっかり触発された様子。選手の「お笑い魂」に、かつてアニメ「ちびまる子ちゃん」にも登場したことがある長谷川監督も黙ってはいられなかった。

 前日19日に宮崎での2次キャンプを終えて帰阪。オフを経て明日22日から練習を再開し、3月3日の京都との開幕戦に備える。「やるべきことはやれた。あとは開幕に向けて準備したい。1つになって戦えれば」。開幕戦で勝ち星を挙げることができれば、今度は試合後の監督インタビューでも冗舌な関西弁が聞けそうだ。【福岡吉央】