<J2:札幌0-1栃木>◇第2節◇10日◇札幌ド
教訓の初黒星-。J2札幌は、ホーム開幕戦で栃木に敗れた。シュート数は栃木9に対し札幌は15本。決定的チャンスをつくり押し込むも決めきれず、0-0の後半20分に失点し、追いつくことができなかった。財前恵一監督(44)は新監督16年ぶりの開幕2連勝を逃すも、カウンター1発で点を奪い逃げ切る、典型的なJ2クラブ相手の敗戦を、今後のチームづくりの糧にしていく。
負けた気がしない。財前監督にとっては監督初黒星。内容では勝ちながら結果は0-1の完封負け。07年以来6年ぶりのホーム開幕戦白星を、取りこぼしてしまった。あまりの悔しさに指揮官は「たくさんのサポーターやボランティアの方たちのサポートを受けながら残念な結果に終わり、も、申し訳ない」と、言葉も詰まり気味になった。
繰り返し決定機をつくるも、ゴールが遠かった。後半13分、MF神田の左クロスをMF内村が頭で合わせたが、ボールは右ポストに阻まれた。「ああいうシーンでチャンスを決めてれば。個人的に今日の出来は全然ダメ。こういう試合は押しているときに試合を決めないと。詰めの甘さが出た」。3日の開幕千葉戦でロスタイムV弾を決めた得点源も、この日は両チーム最多のシュート4本放つも、ゴールに嫌われ続けた。
シーズンは始まったばかり。この敗戦をいかに次に生かすかが上位進出のカギとなる。どんなに優勢に試合をすすめても、一瞬の隙は必ず起きるもの。個人能力が高い昇格候補の千葉は、確実に勝ちを狙ってくるが、今回の栃木のようにまず負けないことを考えるチームがJ2では大部分を占める。点を失ったときにどうやってがっちり守る相手をこじ開けるかが、今後の課題となる。
主将の河合は「チャンスはつくれてた。質を上げることも大事だけど、じれないで何回も同じことを繰り返すこと。早い段階でこういう試合ができて良かったと言えるようにしないと」と振り返った。後半からは高さのあるFW上原を前線に入れたパワープレーも試みた。「練習ではあまりやっていない形だったし、選手というより、こちらの責任かな。しっかり練習で詰めていきたい」と指揮官。財前札幌は、まだ発展途上にある。開幕2戦目で浴びたJ2の洗礼を反省材料に、バージョンアップを図っていく。【永野高輔】



