今日18日にアウェー横浜戦に臨む仙台が、想定外の事態に見舞われた。1日のアジア・チャンピオンズリーグ江蘇舜天戦で退場となったFWウイルソン(28)に対し、アジアサッカー連盟が2試合の出場停止とする正式処分を決定。6日の名古屋戦で出場停止1試合を消化しているウイルソンだが、横浜戦も出場停止となることが17日にJリーグから発表された。

 出場停止が2試合になる可能性は伝えられていたが、クラブへの決定の連絡は17日のチームバス出発30分前。Jリーグのホームページで発表された後だったという。手倉森誠監督(45)は「まず、あれが2試合になるはずがない。手紙とプレーの映像を送って抗議していた。何より、2試合になるとしても早めにはっきりしてくれと念を押した。試合前日とかでは困るから、その時は次の節に適用してくれとお願いもしていた。あり得ない」とJリーグの対応に怒り心頭だった。

 すでに移動用のスーツに着替えていたウイルソンはショックを隠しきれず、急きょ、いったん帰宅していたヘベルチを招集。代役には柳沢の起用が濃厚。右足首を痛めている梁もメンバー外になるなどアクシデントが重なってしまったが、総力戦で乗りきるしかない。【亀山泰宏】