Jリーグが15年シーズンからJ1の大会方式を2ステージ制へ移行することを受け、歴代最多7度のリーグ優勝を誇る鹿島の選手たちは18日、微妙な反応を示した。クラブやサポーターへの説明が不十分で、不透明な部分が多い新方式。選手会副会長のDF岩政は「1年間でチームの浮き沈みを乗り越えてつかんだリーグ優勝の味は格別。選手会に協会から話はなかったし、密室で話を進めた印象を持たせてしまったのは残念」と話した。

 また、過去の2ステージ制を知るMF本山は「前期で優勝すれば後半は別の戦い方もできるし、そこは考えものですね」とリーグ戦がポストシーズンやカップ戦への調整の場になることを懸念する。一方、主将のMF小笠原は「選手は与えられた環境で成功するようにやるだけ。ただ、あくまで年間優勝を狙う」と、1ステージのスタイルで戦うことを強調した。