東京が次期監督としてイタリア人のマッシモ・フィッカデンティ氏(46)に一本化したことが12日、分かった。同国セリエA関係者によると、交渉を進めている段階で、条件面が整えば近日中にも合意する見込みだという。同氏はかつて自身がプレーしたベローナなどで攻撃的サッカーを展開。10年には日本代表DF長友が所属したチェゼーナで指揮を執り、セリエA残留に成功させた。

 今季、成績のふるわないラツィオの監督候補に挙がるなど、イタリア国内でも評価は高い。東京は、現在指揮を執るポポビッチ監督の今季限りの退任決定後、元大分のシャムスカ氏らとともにリストアップ。今月に入ってからクラブ幹部がブラジルと欧州で直接面談を行った上で一本化した。現実的な金額を提示して、誠実な交渉を重ねており、決定すればJ初のイタリア人監督が誕生する。