Jリーグが、浦和に史上最も重い「無観客試合」という厳罰を下した。村井満チェアマン(54)が13日、東京・JFAハウスで会見。8日のJ1浦和-鳥栖戦(埼玉)で一部の浦和サポーターが「JAPANESE

 ONLY」という差別的な横断幕を掲出した案件について、けん責に加え、23日の浦和のホーム清水戦(埼玉)を無観客試合として開催することを決めた。

 日本代表として無観客試合の経験があるG大阪のMF遠藤

 非常に残念。無観客で試合をして、楽しい選手はいない。お客さんの前でやることがモチベーションになりますから。差別がなくなればいい。これが最初で最後になってほしい。

 日本代表の柏FW工藤

 どんな形であれ処罰されるのは当然。前にも同じようなことが起こっているみたいだし、自分で自分の首を絞めるようなことはやめるべきだと思う。

 仙台MF梁勇基

 横断幕が出たという事実しか分からないのでコメントできないが、(無観客試合の処分については)サポーターの人たちは寂しい思いをしていると思う。

 U-21日本代表の手倉森誠監督

 あんな横断幕が掲げられて無観客試合になるなんて、寂しいね。クラブとサポーター(の距離)が離れてしまう。

 日本協会の大仁邦弥会長

 処分は当然だと思う。それほど重大。対応は迅速だった。影響が大きいので、早く決めたのは良かった。2度と起こらないようにしてほしいと願うしかない。

 日本協会の原専務理事

 Jリーグは差別がなく、子供も女性も楽しめるリーグだと思うので残念。今回(行為を)やった人たちもどこまで自覚があったかは分からないが、世界では許されないこと。無観客試合については、すごく重い決断をしたと思う。