<ナビスコ杯:浦和4-3徳島>◇1次リーグ◇16日◇埼玉

 12日の名古屋戦からスタメン10人を入れ替えた浦和が、大苦戦の末に徳島を振り切った。連続スタメンはMF柏木だけ。序盤から圧倒的にボールを支配するが、前半19分にCKからあっさりと失点。同32分には柏木のCKをMF青木が流したところをFW阪野が押し込み嫌な空気を振り払う。後半5分にMF矢島が決め逆転すると安心したのか、同16分にDF小暮、23分にFWドウグラスに頭で押し込まれ再逆転を許す。

 5バックの相手に苦戦しながら残り5分にオウンゴール、ロスタイムにはDF浜田が決めてなんとか白星をものにした。会見場に現れ、大きく息をついたペトロビッチ監督(56)は「最終的には勝てたのは良かった。7ゴールも入ったスリリングな試合だった」と苦笑いを見せ「3失点よりも4得点を評価したい。日本は失点が誰のせいかと書かない文化。私もその通りに、失点はご覧の通りです、と言いたい」と語った。