<J1:東京2-0C大阪>◇第8節◇19日◇味スタ

 日本代表候補の東京MF高橋秀人(26)が、FW柿谷、フォルランの2トップを擁するC大阪完封に貢献した。中盤の底に位置して鋭い読みで攻守に奮闘。「(中盤の3人で)お互いのポジションを意識し合うことで相手を抑えられたと思う」と手応えを示した。

 柿谷、フォルランの一方が中盤に下がり、パスを受けるタイミングを警戒。そこで良い形でパスを散らされたり、前を向かれると好機につなげられるが、ことごとく「要注意人物たち」にパスが入ったところでボールを奪取。C大阪のリズムを寸断した。

 後半32分には「誰かがカバーしてくれる時は前に出て行こうと思っていた」と言う攻撃参加で、FW武藤のJ1初得点を演出。17日に結婚を発表したばかりで「心機一転頑張りたい」と照れていた男が、日本代表グイードGKコーチが視察に訪れた一戦で、堂々と存在感を示した。